〇キヤノンデジタルハウス大阪(大阪市北区中之島)

去年秋口から、次々と投入されるフルサイズミラーレス。

中でも、一眼に矜持を持っていると思われる、ニコンとキヤノンがミラーレスを出したのは(時代の流れとは言え)少々驚きました。
ただ、EOS RもニコンZも、先行するSONYに比べると、正直『??』と思う部分があったので、今春発売されるパナソニックのフルサイズミラーレスを見てから判断しようかな?と思ってました。

ところが、パナソニックが発表したS1/S1Rはかなり大きい上に、予想外の高額機種でした。
たぶん、パナのことなんですばらしいカメラには仕上がっているんでしょうけど・・・・

そんな折、キヤノンがRシリーズのエントリー版

EOS RP

の発売を発表しました。

(これら新製品は、パシフィコ横浜で開催(2/28~3/3)されるCP+に出展されると思います)

その先行展示が、キヤノンの大阪ショールームであると知り、さっそく出かけてみました。

四つ橋線の肥後橋出口すぐのフェスティバルタワーウエスト。

ソニーのショールームは良く行くんですが、キヤノンは初めて。
でも、明るくてきれいなところでした。

朝イチに近い時間だったので空いていて、男性の社員さんが1対1でついてくださって、丁寧な説明を受けました。
写真は了承を得て、スマホで撮っています。

ボディの色がブラックとゴールドがあり、最初、35mmマクロレンズがついていたブラックを触っていたのですが、途中、24-105mmのレンズをゴールドにつけてもらいました。

ブラックの写真を撮る間もなく、もう一人お客さんが来て、ブラックを触っていらっしゃったので、結局写真はゴールドのみとなっています。

ゴールドは、上の写真よりも金色の部分は薄めの色で、茶色の革部分はもう少し落ち着いた色です。
電球色の照明のせいで、少し色が分かりにくかったです。
どこかで見たような配色・・・と思ったら、富士フィルムのXF10というデジカメに似ています。もう少し落ち着いた色ですがね。
一眼って黒ばっかなんで、こういう色もたまにはいいかも。よく書き込みに、レンズが黒だから合わないって書いてありますが、私はあまり気になりませんでした。この配色は女性好みなのかもしれません。

一緒に左上に写っているのが、アダプターを付けたEFレンズ50mmです。RPはレンズキットやアダプターセットなど、バリエーションがいくつかあります。
キットレンズのRP35mmF1.8マクロは300gほどで、本体と合わせても800gいかない。
35mm1本あれば、たいていのものは撮れるので重宝しそうです。

写真に写っている、24-105mm/F4.0は700gですが、許容範囲でした。
その後、EOS Rに付けてもらって持ったところ、ホールディングは悪くないのですが、ずっしりと重く、女性にはツライところかも。
やはりRPの本体440gというのが効いています。

背面。液晶はバリアングル。(てか、バリアンでこの重量はよくやったと思います)タッチ式の液晶は扱いやすく、自撮りも可だそうです。もちろん視認性も悪くありません。

私はモードダイヤルの方が好きなので、Rみたく変わった選択(マルチファンクションバー)は苦手かな。RPはダイヤル式です。
あまり飛び出していないファインダーは十分きれいに見えました。

この24-105mmは優秀なレンズで、AFは気持ちよく合掌し、回転もスムーズ。重量はありますが、35mmよりむしろ感覚的に良かったです。(好みはあると思いますが)
シャッターがパナGX7mk2と違ってちょっと斜め下に付いているので、これは慣れが必要。
ダイヤル回りはほんと、スタンダードなエントリー向け配置だと思います。

レンズの先端(コントロールリング付きのマウントアダプターもあります)についているのがコントロールリング。
こちらはしきりに社員さんが推していました。ソニーのRX100シリーズで私はすっかりお馴染みなですが、一眼レフには今までなかったのかな?
マイクロフォーサーズではだいたい、ジョグダイヤルがついてて、そちらでいろいろな機能が割り当てできています。
こちらのレンズリングにも機能割り当てができて、ファインダーを覗きながら操作できるとおっしゃっていました。

ご丁寧にカタログいっぱいくださいました。
RP、RPゴールド共にレンズキャッシュバックとかのキャンペーンやってます。

*共にhttps://canon.jp/newsrelease/2019-02/pr-eos-rp-gold.htmlから転載させていただきました。

ブラックはエクステンションか予備バッテリー&SDがもらえる。ゴールドはそれじゃなくバッグとストラップです。
ゴールドの色は結構気に入ったけど、バッグいらんから予備のバッテリー欲しいな。

ちなみに、黒はこんな感じ。

https://canon.jp/newsrelease/2019-02/pr-eos-rp.htmlから転載させていただきました。

黒もスタンダードでカッコいいけど。

RFレンズは現在4本しか出ていませんが、数日前の発表で、もう6本開発着手されてるみたいです。

https://global.canon/ja/news/pdf/2019/20190214.pdfから転載させていただきました。

まっ、レンズが揃ってないので、もうちょっと様子見・・・・の方もたくさんおいででしょうが。

その後、デジタルハウス内の、歴代のカメラ展示やその他の一眼展示などを興味深く見てから梅田に移動し、グランフロントのパナソニック展示場へ移動。
ただし(ていうか、やっぱり)新しいS1/S1Rは展示してなかったので、向かいのヨドバシカメラへ。

うひゃ、ヨドバシにはプライスカードだけ貼ってありました。実物なし。

でも高~い((+_+))こうなると、ハイアマチュアとかプロの人用やね。

オリンパスの新レンズ、12-200mm F3.5-6.3も現物展示なく。このレンズはめっちゃ欲しいかも。
少し暗いかもしれないけど、絶対便利ですよね。

でね・・・・

SONYのαシリーズも当然試したんですが、やっぱりシャッターの切れ方が、キヤノンとは違うの。
RPより重いけど、α7iiiはサクサク度が違うかな~。よくRPのライバルはα7iiって言われるの分かる気がする。

ちょっと比較。

価格は2019年2月20日時点で、ボディのみ、RPが約¥156,000・α7iiiが約¥200,000前後です。

私の気になる項目を一生懸命抜き出したけど、万が一間違ってたらゴメンね。
やっぱ比べてみても、ハードはSONYの方が上。
でも、軽さと安さで、EOS RPは絶対売れると思う。EOS Kissからステップアップしたい主婦層とかに受けそう。
そう、値段の安さは重要ポイントです!
しかも、SONYと比べて・・・・ということなんで、比べなければ、RPは必要十分な機能を備えています。

ここでちょっとおさらい。

最近ポートレートを撮ってみたい・・・と思っているえみゅママですが、フルサイズのボケた写真もいいなぁと思い、安価なカメラが欲しいです。(予算の都合上)。ワンコ主体のブログのくせに、ワンコのポートレートがあまりない!?これはゆゆきしこと!

で、今回カメラを見てきたのですが、良かった点、気になる点を。

<EOS EPのここが良かった点>

・軽い。Rと比べてもはっきりわかる軽さ。

・バリアングルは自撮りもできるらしく、自由度が高そう。

・モード選択はお馴染みのダイヤル式。

・深度合成やタイムラプスが可能。

・廉価なわりに必要にして十分の機能を備えている。

<EOS RPのここが残念な点>

・バッテリーが弱そう。USB充電ができるけど、予備は必需品っぽい。

・4K動画が、23.98fps(なんか半端な数字)。パナやソニーに劣りそう。

・Rみたいにセンサーのシャッターが電源OFF時に閉まってほしかった!

・こころもちシャッタースピードが劣っている。

・現時点でレンズが少ない。マウントアダプターはあるが、それ自体100g以上あるので、FEレンズをつけると重くなりそう。

<α7iiiのここが良かった>

・重量がRPよりもあるが、横幅がそれより短いせいか?コンパクトに感じる。

・本体内での5軸手振れ補正。

・快適なAFとシャッター感。

・機能割り当てのボタンが多い。マルチセレクターがある。

・圧倒的なバッテリー。静止画で600枚も撮れるとは!

・ミラーレスではソニーが熟している。レンズは多い(高いけど)

<α7iiiのここが残念な点>

・チルト液晶の可動角度が狭く不満。

・ Bluetooth Low Energyに対応していない。

   あんまり隙がないなぁ・・・・。実はα7iiiよりα7Riiの方がなんとなくお買い得感があると感じた。(AF気にしなければ)

最後に一言。

フルサイズ、フルサイズって言うけど、パナのショールームやヨドバシで触ったパナソニックG9 ProのAFの早いこと!
もっ、サクサク。ちょっと別格。
色の諧調さえ比較しなければ、フォーサーズでもほんとは十分なんだけどなぁ・・・・・・