◎ 富士フイルムイメージングプラザ大阪

こんにちは、えみゅママです。
毎度おなじみの『見てきました!』シリーズです(笑)

今朝起きたら、富士フイルムがエライことなってて。
例の『盗撮推奨?プロモーション動画』のことです。

夕べまで気がつかなかったので、私は見ていないんですが、どうも見て不快になるような撮り方をしているそのカメラマンが、X100Vを使っていて・・・というような動画らしかったです。昨日のうちに動画は削除され、公式に謝罪をしています。

う~ん、せっかくいいカメラ出したのに、ちょっと躓きましたよね。ケチがついたようで。
今頃、広報の人は大目玉くらっているんだろうな・・・・・(;゚Д゚)

さて、今日は会社がお休みだったので、難波まで繰り出して(なにせ、富士のショールームが難波駅前に移転してから、アクセスが良くなったので気軽に行ける)昨日発表の

FUJIFILM X100V(Vは5代目のローマ数字の5です)

を見てきました。

↑ スマホで撮っているのでピントが甘いですがお許しを!

色はシルバーとブラックの2色。前モデルのX100Fよりもトップ部分がツライチになりました。現代的でシャープですよね。
私は、このブラックの写真を一番最初に見たときに、『あっ、まんまライカMやん』って思いました。

この23mmレンズは『Ⅱ』って文字が見えますよね。レンズ設計は一新され、非球面レンズが2枚に増えました。センサー&プロセッサーともに最新の4世代になっていることも相まって、従来の写りより精細感が増しているそうです。(発売前なので撮影はさせてもらえてませんが)

↑ X-Pro3は軍艦部がチタンでしたが、X100Vはアルミニウムで形成されているそうです。そのため、私が持ったシルバーの第一印象が『弁当箱!』(爆笑)
Fよりもサラサラした手触りでなめらか。弁当箱と表記しましたが、実際は、丁寧に形成されていて、エッジも立ち、質感はいいです。ブラックは、それに塗装しているのかな?いつものブラック塗装の感じです。
1~2年後に、トップがチタンとかの特別バージョンがでたりするのかなぁ・・・??

型式のアルファベット・数字は伝統的に赤字で書かれているそうです。それと、ファインダー切り替えレバーにも赤い差し色がついています。

アルマイト加工とは

人工的にアルミニウム表面に分厚い酸化アルミニウム被膜を作る事によって、アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、および、装飾その他の機能の付加を目的として行なわれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%88

つまり、アルミニウムにアルマイト加工を施すことによって、錆びにくく摩耗にも強くなる・・・・ということらしいです。チタンのようにものすごく指紋が付くような感じでもなく、アルミなんで柔らかそうなイメージがあったんですが、多少は強いものと思われます。ただ、チタンほど傷がつかないってわけにはいかないでしょう。擦り傷はつきやすそうかな?アルミのお弁当箱ってそんなもんですよね(また弁当箱を持ち出しますが)。

↑ シルバーは最初、キャビネットの中に施錠されて(厳重!!)保管されていましたが、言うとスタッフの方が出してくださいました。今日はいつものベテランスタッフさんではなく、若い男性職員さんでした。

ファインダーの覗き口が角→丸型に変更されていて、カワイイ。そして、特筆すべきはチルト液晶なのに、完璧に本体内に埋め込まれていて、ほんと!Fと違和感がないのが驚きです。

↑ 薄い!そのため、左下の突起部を使って引き出すのがちょっと慣れが必要かな?X-Pro3のようにタッチ操作ができます。

そして、背面でもう一つ変わったのが、Dパッド(十字キー)の廃止ですね。これはちょっと前からの富士フイルムの傾向なので、もはや、Dパッドはつかないものと思っていいでしょう。(2020.02.26追記:X-T4はDパッド残りましたよね。プロ仕様に耐えうる機種では残したのかな?)でも、フォーカスレバーがついているし、X100Vは液晶が表向いてるので、タッチ液晶で容易に操作ができそうなので、私自身はたぶん不便は感じないでしょう。人によっては、ショートカットキーが減るって思われる方はいるかも、ですが。

↑ 動画も4Kに対応したそうですし、HDMIの差込口が残ったのはGOOD!
Qボタンの位置も誤操作が起きにくそうな、かどっこの端についています。

↑ 感度ダイヤルが変更されて、今まで持ち上げながらダイヤルを回していたんですが、持ち上げを1回し、指を放してもダイヤルを回すことができ、ダイヤルを再び沈めるとロックされます。これは、操作しやすくなった!!

↑ 下がX100F。上がX100V。並べるとエッジの形がずいぶん変わってますよね。それとやっぱり、質感が変わってます。Fは見た目、ザラザラした色合いなんですが、Vは本当にスベスベとしていてサラサラです(マットな質感です)。

↑ スタッフさんがFを押さえといてくれた。(ええ人でした♡)Vになって、よりライカに近づいてますよね。あと、補助光の形とフラッシュの形状も。ようく見ると、スピードダイヤルの位置もシャッターボタンの方に近づいています。

ブラックの上部。ブラックはハンサムで精悍。

↑ オプションのアダプターリング(AR-X100)とプロテクターフィルター(PRF-49)をつけると防塵防滴になるそうです。テレコンバージョンレンズ (TCL-X100II)やワイドコンバージョンレンズ (WCL-X100II)のつけ方が分からなかったので実演してもらいました。

デコレーションリングっていうのかな?をまず取って、オプションレンズを取り付けます。

ワイドレンズ

テレレンズ(こっちの方が大きくて重い)

↑ ファインダーを覗くと、確かに広角になったり望遠(っていうほど望遠ではないけど)になったりするのが分かりました。

写真には撮れてませんけど、銀色のもつけてもらいましたが、シルバーにシルバーのレンズがにょきっと伸びると・・・・なんか間が抜けてるように見えました(私感ですが)。

あと、なぜか事前にリークされていたカタログだけもらって帰りました。

さて、実際に触った感想ですが・・・・

詳しいスペックとかは比較サイトとかをご覧になっていただくとして。

まさに、X100Vは固定式レンズのついたX-Pro3そのもの。実際に、X-Pro3の本体と重さはほとんど変わりません。

起動も早かったし(これにはいつも感心します)、OVF(光学ファインダー),EVF(電子ファインダー)もビカーーーッとして見えやすい。

Hidden LCDじゃないので、従来のデジカメのように液晶を見ながら撮影(しかもチルト)することも可能です。

もちろん、フィルムシミュレーションもフルの17種類搭載で。私が気に入っているクラシックネガやカラークロームブルーも入っています。

別売りですが、リングとフィルターを取り付けると防塵防滴になるそうです。

出し惜しみせず富士の技術を搭載した渾身のカメラに仕上がっているように感じました。

X-Pro3はOVFを使うと23mmレンズぐらいでブライトフレームが最適で、それより広角だとフレームが切れ、それより望遠になるとフレームが小さくなります。23mmレンズばかりつけるぐらいなら、いっそX100Vでもいいですやんね。趣味で使うカメラとして、レンズ交換したいならX-Pro3。単焦点1択でいいなら気軽なレンズ一体型のX100V、かと。

しかし、価格は今日現在価格コムに載っていないんですが、おそらく、X-Pro3に肉薄するくらい高いんじゃないかと思います。
まっ、ソニーのRX1RⅡやライカよりもはるかに安いとは思いますがね。

さあ、あとは色!

悩みますよね~。写真でぱっと見たときは、ブラックかっこいい!って思ったんですが、実物を見ると、シルバーも質感が高くていいです。ちょっと白っぽすぎるきらいはあるけど。
ただ、先述したオプションのワイドレンズとかをつけた場合、シルバーだとなんか妙な感じだったので、オプションをつける場合はやっぱりブラックかな。私的に、レンズはブラックが好きな人なので。

シルバーは2月下旬、ブラックは3月に発売とだけ決まっているそうです。CP+が2月27日から始まるので、それぐらいが発売の合図かもしれません。X-T4もそれぐらいに発表になるそうですし。

X100V公式HP

https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x100v/

*****ちょっと追記*****

娘に、
『お母さんこれ買おうと思うねんけど、どっちの色がいいと思う?』
って聞いたところ、
『こっち(シルバーの方)は古臭いけど、現代的なんはこっち(ブラック)だと思う』とのこと。

古臭い・・・・・・(-_-;)
クラシックも若い子にかかれば古臭いんかな?